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刈り取られた麻はベール状に圧縮される前に、精錬工程・レッティングを行います。靱皮部の繊維を取り巻いている柔組織やペクチン質等を発酵作用を用いて溶解し、繊維束の形成を促すと共に製繊工程で木質部との分離を容易にします。
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レッティングの主な方法
刈り取った茎を畑に均一に並べ約3週間野ざらし、時々反転させ雨露によって発酵分解させます。大規模栽培での機械化を進めた欧州では殆どがこの方法を用いています。
野積みによって乾燥させた茎を結束したまま水に浸し(池や河川)酵素分解させます。
水温が高いと腐敗し易く、低いと長時間を要します。15〜20℃で10日〜14日が目安
となります。
麻繊維の従来用途であるテキスタイル用(長)繊維の生産は、中国、ウクライナ、ハンガリー、ポーランドなど、戦後にかけて麻栽培が途絶えていない国々が主流となっています。レッティングは国やその地方により方法が様々ですが、繊維の品質を左右する重要な作業のひとつです。
一方、テキスタイル用途以外の工業用原料としての新用途に焦点を絞ったドイツ・オランダ・フランスなどは生産効率化をふまえ雨露分解法を用いており、品質基準の規格化に向けたノウハウの蓄積が進んでいます。
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天然繊維の品質基準規格化への取り組み カラースケールシート
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農産物である麻繊維の品質は、気象条件やレッティングに影響を受けます。
左のカラーシートは顧客のニーズにあわせた麻繊維の供給を図る為に、レッティングの状態を畑で判断するために開発されたカラースケールです。
繊維の品質適性をレッティングでの発酵度合いの変色によってスケールと比較し、水分含有率約18%以下を目途にベール圧縮されます。
※カラースケールシートはドイツの天然繊維研究機関 FIBRE Insittute(ブレーメン)による支援でLAP Forchheim(Rheinstetten)によって開発されました。
カラースケールシート提供 Nova Insittute(Hurth)
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レッティングプロセスを終えベールに圧縮された麻は、繊維と木質部の分離工程に回されます。この分離・製繊処理をする企業が契約による栽培・収穫・レッティング工程を行うという業務形態が一般的です。
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途切れることが無かったヘンプ・フラックスの靱皮繊維生産実績をもつフランス。それを支えた一つに、この国を中心とした処理設備メーカーの徹底した繊維生産効率化という技術開発があげられます。
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Primary decortication 剥皮処理
繊維品質を損なうことなく麻茎を破砕し、繊維のついた靱皮と木質部を分離します。異物の除去や更に取り除いた木質部のクリーニング精製を行うラインです。
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Fibre refining 繊維精製処理
分離した靱皮から繊維を取り出すラインです。
開繊機によって繊維束を精製し、柔軟な繊維に仕上げていきます。
繊維の品質要求によって、この精製工程を繰り返します。
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上記プラントレイアウトはベルギー/フランス社製ラインの組み合わせ事例です。
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